最近、孤独を感じることが多い。
部屋を整理していて、昔好きだった小説や漫画を見つけると、孤独感を強く感じる。その作品について熱く語りたいという衝動がわくものの、それを理解してもらえる人がいない。そんな古いマイナーな作品、だれもわからない。思い出あふれる作品だが、誰にも理解されることなく朽ちていき、ひっそり消滅していく。
作品というのは、人と人とをつなぐ媒体だと思う。作品そのものに対する感動もひとつの価値ではあるが、本質ではない。うけた感動を共有すること。それを通して人と人がわかりあうこと。そこに最大の価値を私は見出す。
作品未完のまま若くして急死したトリニティブラッドの作者「吉田直」先生を思い、感傷に浸ってしまった。
涼宮ハルヒの憂鬱同様、角川で大賞をとった作品だけに惜しい。
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